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「良い物件はすぐ決まる」は本当?不動産会社だから分かる賃貸募集の舞台裏

こんにちは。ピタットハウス神宮南店のよっしーです。

前回は「内見で確認したいポイント」についてご紹介しました。

第4回は、急きょテーマを変更して、物件情報サイトを見るだけでは分かりにくい、賃貸募集の舞台裏についてお話しします。

「昨日見つけた物件が、今日問い合わせたら募集終了になっていた」
「複数の不動産会社が、同じ部屋を掲載しているのはなぜ?」

お部屋探しをしていると、このような疑問を感じることがあります。今回は、不動産会社だからこそ分かる仕組みや注意点を、できるだけ分かりやすく解説します。

同じ物件を複数の不動産会社が掲載している理由

物件情報サイトでは、同じ部屋が複数の不動産会社から掲載されていることがあります。

これは必ずしも間違いや重複掲載ではありません。

賃貸物件では、貸主から募集を任された管理会社や元付会社が物件情報を登録し、その情報をもとに複数の仲介会社が入居希望者を募集することがあります。

つまり、掲載している不動産会社は違っても、紹介している部屋は同じというケースがあるのです。

この場合、掲載会社の数だけ部屋が空いているわけではありません。10社が掲載していても、募集している部屋は1室だけということがあります。

インターネット掲載中でも募集が終了していることがある

物件情報サイトに掲載されていても、問い合わせた時点で申込みが入っている場合があります。

物件の募集状況は、次のような流れで変化します。

  1. 入居者の募集を開始する
  2. 複数の不動産会社が情報を掲載する
  3. 入居希望者から申込みが入る
  4. 入居審査や契約手続きが進む
  5. 各社が掲載を終了する

申込みが入ってから、すべての掲載情報に反映されるまでには時間差が生じることがあります。

そのため、サイト上では「募集中」に見えても、実際には申込みが入った直後というケースがあります。反対に、先に入っていた申込みがキャンセルとなり、再び募集されることもあります。

気になる物件を見つけたら、掲載情報だけで判断せず、不動産会社に最新の募集状況を確認することが大切です。

「申込可能」と「契約できる」は同じではない

物件への申込みは、契約の成立を意味するものではありません。

一般的には、申込書や必要書類を提出した後、貸主や管理会社、保証会社などによる入居審査が行われます。審査を通過し、契約条件を確認したうえで賃貸借契約へ進みます。

したがって、申込みを受け付けてもらえても、必ず契約できるとは限りません。

また、申込み後のキャンセルについては、手続きの進み具合や支払った金銭の性質などによって取り扱いが異なる場合があります。申込みの前に、キャンセル時の扱いを確認しておきましょう。

申込みは本当に「早い者勝ち」?

人気のある物件では、申込みの受付順が重視されることがあります。このため、良い物件は早めの判断が必要だと説明されることがあります。

ただし、必ずしも「最初に申し込めば、そのまま契約できる」とは限りません。

物件や管理会社によって、取り扱いは異なります。

  • 申込書類がすべてそろった時点で受付となる
  • 内見後でなければ申込みを受け付けない
  • 内見前の先行申込みを受け付ける
  • 複数の申込みを受け付けたうえで貸主が判断する
  • 先に申し込んだ人の審査結果が出るまで、次の人を二番手として受け付ける

このように、申込みの受付基準は一律ではありません。

気になる物件がある場合は、「現在何番目の申込みになるのか」「何を提出した時点で受付となるのか」を確認しておくとよいでしょう。

入居審査は「年収だけ」を見ているわけではない

入居審査というと、年収だけで判断されると思われがちですが、実際には複数の情報をもとに総合的に判断されるのが一般的です。

確認されることがある項目には、次のようなものがあります。

  • 家賃と収入のバランス
  • 勤務先や雇用形態
  • 勤続年数
  • 申込内容に不備や矛盾がないか
  • 本人確認や連絡が取れるか
  • 保証会社の審査基準
  • 入居人数や利用目的
  • ペット飼育などの条件
  • 緊急連絡先の情報

会社員でなければ借りられないということではありません。自営業者、フリーランス、転職予定の方、学生、年金を受給している方などは、審査に必要な書類が変わる場合があります。

状況を隠したり、申込内容を事実と異なる内容にしたりするのではなく、最初に担当者へ相談することが重要です。条件に合う物件や保証会社を検討できる場合があります。

人気物件を逃しにくくするための準備

良い物件が見つかってから必要事項を確認し始めると、申込みまでに時間がかかることがあります。

お部屋探しの段階で、次の情報や書類を準備しておくと手続きを進めやすくなります。

  • 本人確認書類
  • 勤務先の名称・所在地・電話番号
  • 年収や勤続年数
  • 現住所と居住年数
  • 入居予定者の情報
  • 緊急連絡先となる方の情報
  • 入居希望日
  • 必要に応じて収入を確認できる書類

必要書類は物件や審査内容によって異なります。あらかじめ担当者に確認しておきましょう。

また、事前に次のことを決めておくと、物件を見つけた際に判断しやすくなります。

  • 初期費用の上限
  • 毎月支払える総額
  • 入居したい時期
  • 絶対に譲れない条件
  • 妥協できる条件
  • 内見できない場合に申し込むかどうか

人気物件の空きがない言われたけれど、諦められないときはどうする?

 ピタットハウス神宮南店では、人気物件に空きが出たときに速やかに申し込みができるようにさまざまな工夫をしております。他の不動産会社で空きがないと言われてしまったけれど諦められない、そんなときはぜひご相談ください。お客様とご相談させていただきながら、柔軟に対応を考えていきます。

家賃が安い物件には必ず理由がある?

周辺の相場より家賃が安い物件を見ると、「何か問題があるのでは」と心配になる方もいらっしゃいます。

しかし、家賃が安い理由はさまざまです。

  • 駅から距離がある
  • 築年数が経過している
  • 1階や北向きである
  • エレベーターがない
  • 線路や幹線道路が近い
  • 定期借家契約である
  • 入居できる期間に条件がある
  • 貸主が早期の入居を希望している
  • 周辺に新しい物件が増えた
  • 募集条件が見直された

安いから悪い物件とは限りません。その理由が自分にとって問題でなければ、お得な選択肢になることもあります。

大切なのは、安い理由を確認し、契約条件や生活への影響を納得したうえで選ぶことです。

「未公開物件」なら必ずお得とは限らない

不動産会社から「まだインターネットに掲載されていない物件」を紹介されることがあります。

募集を開始したばかり、掲載準備中、退去予定が出た直後など、タイミングによってはインターネットで検索できない情報があるのは事実です。

ただし、「未公開」というだけで、必ず希少な物件や割安な物件とは限りません。

公開・未公開という言葉だけで判断せず、家賃、立地、設備、契約条件などを通常の物件と同じように比較しましょう。

希望条件を不動産会社へ伝えておくと、新しい募集情報が出た際に紹介してもらえる場合があります。

物件情報の「行間」を担当者に聞いてみましょう

物件情報サイトは便利ですが、掲載できる情報には限りがあります。

例えば、次のような点は、図面や写真だけでは判断しにくいものです。

  • 募集状況がどの段階にあるか
  • 申込みの受付方法
  • 入居可能時期の見込み
  • 初期費用や毎月の支払総額
  • 短期解約違約金などの条件
  • 建物や周辺環境の特徴
  • 審査時に準備したい書類
  • 似た条件で募集予定の物件があるか

不動産会社の役割は、掲載物件を紹介するだけではありません。募集状況や契約条件を確認し、お客さまが判断するための材料をそろえることも大切な仕事です。

ピタットハウス神宮南店では、物件の良い点だけでなく、事前に知っておきたい条件もできる限り分かりやすくお伝えします。「この表示はどういう意味?」「今から申し込める?」といった疑問も、どうぞお気軽にお尋ねください。

次回予告

次回は「賃貸物件の申込みから入居までの流れ」をテーマに、入居審査、重要事項説明、契約、鍵の受け取りまでの手順をご紹介します。それでは、また次回お会いしましょう!

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